いよいよ釣りの開始です!!

釣り方(仕掛け投入から取り込みまで)

ポイントに到着するとミヨシから船長の仕掛け投入の合図で、順番に投入を開始する(フライングは絶対許されない)、投入に失敗するとその回は見送りとなり、40分近くの時間を無駄に過ごす事になる、初心者はこの無駄をなくすため、ゆとりを持った投入に備える事重要です。

別に難しい事でもなく事前に餌付けを完了し、仕掛け巻きに道糸の先端に付けたフックを接続し、仕掛け巻きの末端にある捨て糸のスナップを2キロの鉄筋棒にセットすれば、取り敢えず投入準備は完了だ。

仕掛けの投入は、右利きの人は一般的にロッドキーパーの右に構え、投入合図に備える、この時重要なのが冶具は必ず竿より低い位置に構えこと。そして仕掛けに接続した道糸や上部パーツはピンと張っておくこと。道糸が竿先から弛んでいたりすると投入したハリが道糸と絡み、とんでもない事になってしまう、通常は2M程度のロッドに道糸の先端からキャラマンリングが接続され、その先に中オモリ・クッションゴムの順になるので、キャラマンリングをリールのハンドルに掛けておくと投入時のトラブルは解消される。

また、このときに非常に重要なのが、投入が完了するまで絶対にリールをフリーにしない事である、リールがフリーの状態だとキャラマンリングの重みで道糸がふけてしまい、投入時のトラブルを起こしかねない。

仕掛け巻きから全てのハリが投入されたら、キャラマンリングを海面に放り投げ、リールをフリーにする。

リールから道糸が滑り出したら、リールのスプールを軽く指で押さえ(サミング)、道糸の潮の影響を出来る限り減らす必要がある、潮の具合により押さえる加減を調整するが、押さえ過ぎたのでは道糸の出が悪く他の皆さんに「お祭り」で迷惑を掛ける事になる。

オモリが着底したのを見逃さないのが重要で、オモリの負荷で道糸が出て行くが、着底する前に道糸の送りを停止しまっては全く釣りにならない、オモリが着底すると必ず道糸に弛みが生ずる(これを糸ふけと言う)これを見逃さ無い事が重要です。

底立ち(道糸の表面積に比例し潮の影響を受ける、要は潮下に流される)を十分に取るには、仕掛けを7〜10M程度巻上げオモリを着底させ底から1m程度にキープし波でオモリが底をトントンと叩くようにする。当たりが有るまではこれを繰り返す。

当たりは潮が早くなければ海底500M〜850M(リールのカウンター表示)からでも鮮明で、竿先に敏感に感じる、この時ロッドが決してお辞儀しないよう、道糸を除々に送り出す。道糸の送りは船長の指示に従う。

ここで多点掛けできるかどうかが勝負の別れになるが、今もってここは解らない?船長からアドバイスをもらうにこした事はない。

仕掛けの回収は、これも船長の合図で行われる、ドラグを一杯に締め込み中速の一定速度で巻き上げる。仕掛けの回収で注意すべきは、キンメの掛かり所が悪いと海面に姿を見せても、水圧の影響を全く受けず、悠々と深海に帰還するのであります、ここはお互い隣どおし助け合う事が必要で、タモを持ってスクウのではなく海面から出たキンメが落ちた場合に下で捕獲する体勢を取るようにする。
アコウ釣りのワンポイント
@
光り物の装着(フラッシュカプセル&蛍光ベイト等の集魚アクセサリー)は潮が濁ったときは特にサメを寄せてしまい逆効果となることが多いので注意したい。
A
エサの大きさは持参するのであれば、カットサイズをなるべく大きくする。長さは20cm以上でもOK、ただし幅1.5cm以上では水の抵抗で回りやすくマイナス効果である。

餌と外道について考える
餌と外道について考える

BACK